カウセリングって何?

よくされる質問があります。「ダンデイハウスを風俗と勘違いされる客はいないのですか」というものです。ダンデイハウスでは、初めてのお客様にはカウンセリングという時間を設けています。お客様の希望をお聞きし、どのように通ったらいいのかをアドバイスするのです。その時に、お客様も自分に合っているか、通えるかどうかを見ていますし、エステティシャンもお客様がダンデイハウスにふさわしいかどうか、自分達がご指導できるお客様かどうかを見ています。病気をお持ちの方には医者との相談が必要ですし、刺青があるとお断りしますし、勘違いされている方には、間違いだったと気づいてもらいます。ダンディハウスで働くエステティシャンの特徴を一言で表すと、動作が機敏、声が大きい、元気。ですから、勘違いされるお客様はいません。しかし、確かにうちの社員達は若くて美人揃いですので、ちょっと心配もあります。そこで、ダンデイハウスのオープン時から、男性エステティシャンを育成しています。現在、当社で働く男性エステティシャンは全体の20%ほどを占めています。ほぼ全員が四年制大学を卒業後、 一から当社でエステテイックを学びます。中年男性のお客様は女性のエステテイシャンがいいようですが、若い男性は男性エステティシャンの方が相談しやすくていいという方が多くいます。新卒採用を始めるさて、その頃になっても、人手不足は相変わらずでした。

 

オープンしてから6年目のお正月が明けて仕事始めの一月五日、たった一人の事務員さんが出てこなくて困っていたら、難波と天王寺の店長と3名のエステティシャンも出勤してこなかった、なんていうこともありました。求人広告を出しても、 一緒に働きたいと思うような人はなかなか来てくれません。それでも人は足りないので、面接に破れたジーンズを履いてきて、足を組んで話す若い女の子でも採用するのですが、すぐに辞めてしまう人ばかり。オープン以来、そんな繰り返しが続いていました。そして、人七年に思い切って、職安を通じ高校生の新卒採用を始め、8人が入社してきました。その中の一人が今も営業部のマネージャーとして活躍してくれています。新卒の社員は素直で、 一から仕事を教えられますし、なんでも吸収していきます。彼らは私を社長として頼りにしてくれますから、それならば私も立派な社長にならなければと思えるようになりました。この頃から、私と社員とは労使関係というよりは、同じ夢を追う仲間という関係になつたように思います。若くて純粋でやる気のある社員達が私を変えてくれたのです。